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 第74回 ベルリン国際映画祭 特集
開催期間 2024年2月15日-25日
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今年の参加作品! - 日本関連作品
日本関連作品
オーガスト・マイ・ヘヴン
チャイム
箱男
KAWAUSO
Dezember
五香宮の猫
Voices of the Silenced
夜明けのすべて
ゴジラ
コンペ部門
ベアリナーレSP部門

 

オーガスト・マイ・ヘヴン
August My Heaven

Berlinale Special


監督: 工藤梨穂
出演: 村上由規乃、諏訪珠理、藤江琢磨、長谷川七虹、山崎龍吾、西出明、鈴木卓爾 ほか
オリジナル言語(字幕言語): 日本語
2024年/日本/40分

 とある街で代理出席屋をしながら暮らしを営む女・城野譲(村上由規乃)。 代理出席屋とは、依頼人の親族や恋人、友人などを演じて冠婚葬祭や人が集まる場所に出席する代行業のことである。 譲の行きつけの中華料理屋の店員・三枝南平(諏訪珠理)は、そんな彼女に思いを寄せていた。

 8月のある日のこと。代行の仕事で葬儀場に訪れた譲は、いつか夢でみた見知らぬ男・長谷薫(藤江琢磨)にそこで出会ってしまう。日を同じくして、中華料理屋で抱き合う南平と薫。 薫は五年もの間失踪していた南平の親友だったのだ。彼の無事を喜ぶ南平に「恩師の葬儀で“いづみ”に再会できた」と言う薫。 しかし、そこに現れた女は彼らの旧友・いづみになりすました譲だった。 彼女と10年ぶりの再会を果たしたと思い込み嬉々とする薫に、ある真実を言い出せない南平は、「彼と別れるまでいづみのなりすましを続けてくれないか」と譲に依頼する。 そうして彼らはそのまま刹那的な旅に出るが…。

August My Heaven公式サイトより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Mo 19.02. 19:15
(チャイムと同時上映)
International (E)
Di 20.02. 10:30
(チャイムと同時上映)
Cubix 8 (E)
Do 22.02. 13:00
(チャイムと同時上映)
Zoo Palast 2 (E)
Sa 24.02. 21:30
(チャイムと同時上映)
Colosseum 1 (E)
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チャイム
Chime

Berlinale Special


監督: 黒沢清
出演: 吉岡睦雄、田畑智子、渡辺いっけい ほか
オリジナル言語(字幕言語): 日本語(英語、ドイツ語)
2024年/日本/45分

 料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。ある日、レッスン中に生徒の1人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。事務員の間でも、田代は少し変わっていると言われているが、松岡は気にすることなく接していた。

 しかし別の日の教室で、田代が今度は「僕の脳の半分は入れ替えられて、機械なんです」と言い出し、それを証明するために驚くべき行動に出る。田代の一件後のある日、松岡は若い女性の生徒・菱田明美を教えていた。淡々とレッスンを続ける松岡だったが、丸鶏が気持ち悪いと文句を言う明美に、彼は――。

 松岡の身にいったい何が起きたのか。料理教室で、松岡の自宅で、ありふれた日常に異様な恐怖がうごめき始めたのだった…。

Chime公式サイトより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Mo 19.02. 19:15
(August My Heavenと同時上映)
International (E)
Di 20.02. 10:30
(August My Heavenと同時上映)
Cubix 8 (E)
Do 22.02. 13:00
(August My Heavenと同時上映)
Zoo Palast 2 (E)
Sa 24.02. 21:30
(August My Heavenと同時上映)
Colosseum 1 (E)
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箱男
The Box Man

Berlinale Special


監督: 石井岳龍
出演: 永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市、白本彩奈 ほか
オリジナル言語(字幕言語): 日本語(英語)
2024年/日本/120分





 “箱男”とは、人間が望む最終形態。すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、のぞき窓から一方的に世界を覗いて徘徊する“箱男”に魅せられたカメラマンのわたしは、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、遂にその一歩を踏み出す。
 しかし、本物の“箱男”になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。
 わたしをつけ狙い“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者や、“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医 、さらにわたしを誘惑する謎の女・葉子が現れ、わたしを惑わせる。
 果たしてわたしは、本物の“箱男”になれるのか......。

FASHION PRESSより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Sa 17.02. 22:30 Zoo Palast 1 (E)
So 18.02. 21:30 Cineplex Titania (E)
Mo 19.02. 13:45 Verti Music Hall (E)
Mo 19.02. 21:30 Colosseum 1 (E)
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KAWAUSO
KAWAUSO

Berlinale Shorts


監督: 泉原昭人
オリジナル言語(字幕言語): 日本語
2023年/日本/15分





 背の高い草の中を歩く少女。カワウソが彼女に追いつき、散歩に加わる。ふたりは互いの意思を伝えようとするが、それは無駄だった。人類のガラクタが空からゆっくりと降り注ぎ、すべてを埋没させようとしている。カワウソはその場を去る。繊細なモノクロで描かれた別れの歌。
 ニホンカワウソは2012年に絶滅したと考えられている。カワウソは日本の民話に登場する人気キャラクターである。

ベルリン国際映画祭公式サイトより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Sa 17.02. 14:15
(Berlinale Shorts 3)
Cubix 5 (E)
プレス用上映
Di 20.02. 15:30
(Berlinale Shorts 3)
Cubix 9 (E)
Mi 21.02. 13:30
(Berlinale Shorts 3)
Cineplex Titania (E)
Mi 21.02. 15:30
(Berlinale Shorts 3)
HKW 2 - Safi Faye Saal (E)
Do 22.02. 21:30
(Berlinale Shorts 3)
Cubix 9 (E)
Fr 23.02. 15:00
(Berlinale Shorts 3)
Kino Betonhalle@Silent Green (E)
各作品上映後の詳細な質疑応答あり
Sa 24.02. 18:30
(Berlinale Shorts 3)
Colosseum 1 (E)
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Dezember
Dezember

Panorama


監督: 美濃口麻梨子
出演: Samuel Benito, Lisa Hagmeister, Kailas Mahadevan, Sebastian Zimmler, Aljoscha Stadelmann ほか オリジナル言語(字幕言語): ドイツ語
2024年/ドイツ/55分



 ティムは仲間とクラブに出かけ、楽しい時間を過ごしていた。しかし、その浮かれた気分は、彼が突然コントロールを失ったことで一変する。
 しばらくして彼は路上で救急車に拾われるが、救急隊員はそれ以上の処置は必要ないと判断。警察もティムを家に帰そうとしない。そのため、18歳の彼は一人で旅に出る。
 真夜中、彼は見知らぬ人の家の呼び鈴を鳴らすが、彼らもまた、できるだけ早く彼を追い出そうとする。警察が再び現れる。今度は警察がティムを連れて行き、間もなく人里離れた寂しい田舎道で彼を降ろした。ティムは体力を失い、入り込めない暗闇の中でもがく。帰り道は見つからない。誰が彼の死の責任を取るのか?

ベアリナーレ公式サイトの紹介文より)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Do 22.02. 16:00 Zoo Palast 1 (E)
Fr 23.02. 15:30 Cubix 9 (E)
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五香宮の猫
The Cats of Gokogu Shrine

Forum


監督: 想田和弘
オリジナル言語(字幕言語): 日本語(英語)
2024年/日本/119分/ドキュメンタリー




 五香宮は、古くから地元の人々に親しまれてきた、小さな鎮守の社。瀬戸内海に臨むいにしえの港町、牛窓にある。数十匹の野良猫が住み着き“猫神社”とも呼ばれている。

 お参りする人、境内でガーデニングにいそしむ人、草刈りや掃除をする人、ママカリ釣りのついでに立ち寄る人、放課後に遊ぶ子供たち。様々な人々が、様々な目的で五香宮に出入りする。彼らに混じり、境内で猫に餌をやる人、遠方から猫に会いにくる人、猫の写真を撮りにくる人たちもいる。猫好きの住民や来訪者には天国のような場所だが、一方で糞尿の被害に眉をひそめる住民たちもいる。一見すると平和そうな五香宮も、水面下には住民同士の対立の火種が潜んでいる。

 牛窓で『牡蠣工場』(2015)や『港町』(2018)を撮った想田和弘と柏木規与子は、2021年、コロナ禍を機に、27年間住んだニューヨークからこの地に移住した。そして新入りの住民として地域に飛び込み、猫を巡る問題に巻き込まれるなか、高齢化著しい伝統的コミュニティと、その中心にある五香宮にカメラを向けた。映し出されたのは、四季折々の美しい自然のなか、猫と人間と生きとし生けるものが織りなす限りなく豊かな光景だ。それは愛おしくも厳しく、シンプルで、複雑な世界の見取り図である。

想田和弘公式サイトより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Sa 17.02. 11:00 Delphi Filmpalast (E)
So 18.02. 22:00 Arsenal 1 (E)
Mi 21.02. 19:00 Zoo Palast 2 (E)
Do 22.02. 12:00 Kino Betonhalle@Silent Green (E)
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Voices of the Silenced
Voices of the Silenced

Forum Special


監督: Park Soo-nam, Park Maeui
出演: Kim Seong-soo, Hirano Nobuto, Jeon Dong-rye, Lee Yong-im, Seo Jeong-woo  ほか
オリジナル言語(字幕言語): 日本語、韓国語(英語)
2023年/日本・韓国/142分/ドキュメンタリー





 朴洙南(パク・スナム)は長い人生の中でさまざまなことを経験してきた:作家であり、シングルマザーであり、焼肉店のオーナーであり、活動家であり、そして何よりもドキュメンタリー映画作家であった。
 今、彼女は80歳を過ぎ、視力を失っている。彼女の娘であるパーク・マウイは、母の大切な遺産を、ファシズムと軍国主義が世界的に台頭する現代に伝えるという世代を超えた仕事を、細心の注意と愛情、そして共通のユーモアのセンスで担っている。植民地時代からの朝鮮人移民の子孫として日本に生まれた朴秀男は、日本社会によって抑圧されてきた自らの共同体の暴力体験を記録することをライフワークとした。
 彼女は、ヒロシマとナガサキの生存者、虐殺、強制労働、強制動員、強制売春など、数え切れないほどの現代の目撃者にインタビューを行った。
 この共同制作映画と、その中の母親の映像素材は、オルタナティブな歴史を記録し、そのコミュニティの記憶を保存するものである。
 生命や手足に傷を負った人々の言葉とともに、彼らの共同作業は、身体の表現力に焦点を当てている。

ベルリン国際映画祭公式サイトの紹介文より)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
So 18.02. 10:00 Arsenal 1(E)
Di 20.02. 18:30 Arsenal 1(E)
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夜明けのすべて
All the Long Nights

Forum


監督: 三宅唱
出演: 松村北斗、上白石萌音、渋川清彦、りょう、光石研 ほか
オリジナル言語(字幕言語): 日本語(英語)
2024年/日本/119分





 月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。

  (夜明けのすべて公式サイトより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Mi 21.02. 21:00 Delphi Filmpalast (E)
Do 22.02. 18:00 Delphi Filmpalast (E)
Sa 24.02. 12:30 Arsenal 1 (E)
So 25.02. 18:00 Cubix 7 (E)
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ゴジラ
Godzilla

Berlinale Classics


監督: 本多猪四郎
出演: 宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬、村上冬樹 ほか
オリジナル言語(字幕言語): 日本語(英語)
1954年/日本/97分





 太平洋の北緯二十四度、東経百四十一度の地点で、次々と船舶が原因不明の沈没をした。新聞記者萩原は遭難地点に近い大戸島へヘリコプターで飛んだ。島では奇蹟的に一人だけ生残った政治が、海から出た巨大な怪物に火を吐きかけられて沈んだというが、誰一人信じない。只一人の老漁夫は昔からの云い伝えを信じ、近頃の不漁もその怪物が魚類を食い荒すせいだという。海中に食物がなくなれば、怪物は陸へ上って家畜や人間まで食べると伝えられている。萩原は信じなかったが、暴風雨の夜、果して怪物は島を襲って人家を破壊し、政治と母も一瞬に踏み潰された。

  (MOVIE WALKERより)

ベルリン国際映画祭公式サイトの本作品紹介ページ :  ドイツ語  英語

上映日 時間 映画館名 (字幕言語)
Fr 16.02 16 19:30 Akademie der Künste(E)
Sa 17.02. 12:00 HKW 2 - Safi Faye Saal(E)
So 25.02. 12:30 Cubix 6(E)
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