ブリュー・ヴルストは茹でて作られたソーセージの意味で、牛・仔牛・豚の赤身と脂を練りこみ、塩・香辛料を加えて腸に詰め火を通したもの。日本で言うソーセージがこれに当たります。
茹でたり焼いたりして食べるも種類のものが多いですが、中には切ってそのまま食べるものもあります。
茹でるソーセージを食べるには、、水のときから浸して水を熱して茹でます、水の温度が高くなりすぎると腸が裂けて中身が出てしまい、風味が損なわれるので、あまり高い温度になるまで火にかけてはいけません。
Wiener Würstchen
ヴィーナー・ヴューストヒェン
ウィンナー・ソーセージ。
豚の赤身挽肉を羊の腸に詰め、燻煙してから茹でたもの。
食卓ではお湯で温めて出しますが、買ってそのまま食べることも出来、スライスして炒めるなどにも最適。
Nürnberger Bratwurst
ニュールンベルガー・ブラート・ヴルスト
ニュールンベルク風焼きソーセージ
豚肉を使用し腸詰した、グリルで焼くために作られたソーセージ。
ニュールンベルクで始まり、今では全国のスーパーでも置いている。
指ほどの大きさなので手軽に炒めて食べられる。
Frankfurter Würstchen
フランクフルター・ヴューストヒェン
フランクフルター・ソーセージ
豚の挽肉を羊の小腸に詰め茹でたもの。ウィンナー・ソーセージと似ている。お湯で温めて食べる。
Krakauer Wurst
クラカウアー・ヴルスト
クラクフ・ソーセージ
ポーランドのクラクフの伝統的ソーセージ。
本来のクラカウアー・ヴルストは、乾燥または燻製させた、4-5cmほどの太さのある短いソーセージで、スライスして食べるが、ドイツでは2cmほどの太さの焼いて食べるソーセージを指すことが多い。
Bockwurst
ボック・ヴルスト
ボック・ソーセージ
フランクフルター・ソーセージより粗めに挽いた豚肉を用いている。
お湯で温めて食べる。
Weißwurst
ヴァイス・ヴルスト
白ソーセージ
仔牛肉と豚の背脂、香辛料をペースト状に練りこみ豚の腸に詰めた15cmほどの太くて白いソーセージ。
ミュンヘンの伝統料理として有名でMünchner Weißwurst/ミュンヘナー・ヴァイス・ヴルストと言うこともある。
日持ちしないため、作り立てを食す。ミュンヘンでは白ソーセージは午前中に食べるといわれている。
75度の軽く塩を入れたお湯(人によってはレモンの皮も入れる)で10分ほど温めます。
白ソーセージにはsüßer Senf/ズューサー・ゼンフと呼ばれる甘口のマスタードを付けて食し、ブレーツェルや白ビールと相性が合います。
Bierwurst
ビア・ヴルスト
ビールソーセージ
バイエルン地方で生まれ全国で食べられている豚・牛・ハツを混ぜ込んだソーセージ。
脂の乗った豚肉、豚の腹脂、牛の赤身と豚または牛のハツを粗く刻んで混ぜ込んで作ったもの。
ソーセージとは言ってもハムの太さがあり、茹でず、ハムのようにスライスして食す。スーパーの商品棚ではスライスしてパッケージしたものが並んでいる。
ビールに良く合う。
Leberkäse
レバー・ケーゼ
南ドイツで作られ始め、全国で食べられているソーセージ。
ソーセージと言っても、四角い形をし、茹でずにオーブンで焼いて仕上げられているのでブリュー・ヴルストの仲間としては異色タイプ。
牛肉と脂の乗った豚肉、ベーコン、水、たまねぎ、塩およびマジョラムをペースト状に練り、箱型に入れて周りが茶色く色づくまで焼いたもの。
新鮮なうちは薄くスライスしてそのまま食べるが、ベルリンでは厚切りステーキするのが主流。
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