旧帝国議会議事堂はドイツ帝国時代、1884年から10年かけて造られ、1894年に完成した、イタリア・ルネッサンス様式の建物です。

 1933年、ヒットラーが共産党弾圧の口実に利用した放火事件が起こり、丸い屋根の部分が焼け落ちました。これがユダヤ人迫害の引き金となりました。

 その後、戦争によって被害を受け、占領地であった期間は議会としては使用される必要も無いまま放置され、1971年になって一部修復され、記念館になっていました。 ベルリンの壁が落ち、東西ドイツ統一ののち、8年かかって大改築され、1999年には焼け落ちたままだった丸いガラス屋根が新たに取り付けられました。このガラス張りのドームは中を見学することができます。 このガラスの屋根はドイツ人にとっては特に意味のあるものなので、連日長蛇の列が出来ています。現在この建物には、連邦議会が入っています。
 

旧帝国議会議事堂の周りでは、急ピッチで建築工事が進められている

 

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