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現在サンスーシー宮殿の建っている辺り一帯は当時、フリードリッヒ大王所有のプラムやイチジク、ぶどうなどの段々畑でした。 ですがこの土地の美しさに魅せられた大王は、1年後には、ここにお城を建てさせることに決めました。そうして建てられたのがサンスーシー宮殿です。 |
サンスーシー宮殿
Schlos Sanssouci |
サンスーシー宮殿は、プロイセン王、フリードリッヒ大王の夏の離宮として建てられました。1745年のことです。
設計にあたったのは、彼のお抱え建築家、ジョージ・ヴェンツェスラウス・フォン・クノーベルゾルフで、典型的なロココ様式です。 2年の歳月をかけてこの城が完成したとき、フリードリッヒ大王が35歳で、以来、74歳で亡くなるまでの人生のほとんどを彼はこの宮殿で過ごしました。天に召されたのもこの城の一室で、ソファーの上で眠るように亡くなっていたということです。城内には、その当時のソファーが今でもその場所に置かれています。 |
ノイエ・パレー
Neue Palais |
ノイレ・パレーはプロイセン王国の七年戦争の勝利の際にその記念として1763年から6年をかけて建てられた新宮殿です。この建物は、主に大切な来賓の客間として使用されていました。来賓のために劇場もノイレ・パレーの南側の部分に建てられました。 |
絵画ギャラリー
Bilder Galerie |
この絵画ギャラリーは、フリードリッヒ大王の収集していた絵を飾るために、1755年からその建築が始まりました。美術館という目的で建てられたのは、ここがヨーロッパで初めてです。博物館としてはドイツの中で最古の建てものです。 |
中国茶館
Chinesisches Teehaus |
この建物は、当時大流行した『中国』のイメージで建てられたティーハウスです。1754年から57年までの3年をかけて完成しました。建物の周りにはお茶を飲む姿、または音楽を奏でる姿に形どられた、金箔の等身大の中国人たちの像が多く並び、屋根の上には傘を差したユニークな中国人の像も見られます。 |
ノイエ・カマー
Neue Kammer |
ノイエ・カマーは「新倉庫」という意味で、当初は夏の間、庭に並べている植物を冬の期間、保管するための建物(オランジェリー)として建てられました。そこが1771年から3年の歳月をかけ、客間として改装され、美しい迎賓館となりました。城内には7部屋の客間と4つのパーティー会場があります。 |
シャルロッテン・ホーフ
Charlotten Hof |
シャルロッテン・ホーフはもともとは農家として建てられましたが、フリードリッヒ大王の息子、フリードリッヒ・ヴィルヘルム王が、1826年に自身のお城にするために改築しまし、現在のようになりました。 |
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ローマ風呂
Romische Bader |
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ローマ風呂は複数の建物で成り立っており、ローマの邸宅風の様式をもっています。1829年から40年の間に建てられました。 |