病気やけがで医師にかかる必要のあるとき、ドイツの医療は日本と少しシステムが異なる場合もあります。 ここでは代表的な医療機関の簡単な説明をしています。 右上の項目をクリックすると該当項目に飛びます。また、下方へそのままスクロールさせてもご覧いただけます。
医師を探したい時は、べるりんねっと789のリンクリンクにベルリンの医師検索サイトを紹介しています。
医師にかかる際、1年を4期に分け、小児科や妊娠中の出産に関する診察など一部の医療機関や条件を除き、各期ごとの初診時に受付手数料が10ユーロ掛かります。 また、その際、保険会社の加入カードを提示しなければなりません。 ドイツの健康保険/gesetzliche Krankenkasse/ゲゼッツリッヒェ・クランケンカッセをに加入している場合、一般的な診察・治療は無料ですが、特殊な治療その他は個人負担となります。その詳細は各保険会社によって異なりますので加入している保険会社でご確認ください。 自宅での継続した治療に必要な医薬品は、医師から処方箋/Rezept/レツェプトが発行されますので、それを持って薬局へ行って購入します。ドイツの保険に加入している場合は、子どもが使用する薬の多くは無料で受け取れます。 プライベート保険に入っている場合は、一旦自己負担し、医師の領収書を提出し保険会社から還付してもらうのが一般的なようです。各保険会社でそのシステムは異なりますのでご確認ください。
ドイツでの妊娠・出産は日本のシステムといくぶん異なります。 ドイツでは通常通っている婦人科で妊娠と診断が下ってから出産まではそのままその主治医のもとに通います。妊娠6ヶ月くらいになると、自宅出産か産院出産にするか病院で出産するか決め、病院で出産する場合は病院を探します。病院での出産も、水中出産や座っての出産を取り入れているところもあり、また、通常の出産でも施設内容は各病院さまざまです。 出産を扱っている病院の多くは毎月出産に関する説明会を行なっているので、妊婦は進んで説明会に参加し、各病院のシステムを吟味し、出産する病院を決定します。 病院が決まればその係りに連絡を入れ、自己紹介診察に向かいます。その後は、主治医での通常の妊婦診察と病院での妊婦診察(通常の診察よりは簡略化されたもの)の両方を受け、陣痛が始まるとその病院へ向かいます。 自宅出産や産院出産を希望する場合は、助産婦に申し込み、主治医の妊娠診察と併行して助産婦の診察を受け出産に臨みます。
時間外や急を要する場合は緊急医や病院を訪ねます。 緊急医は以下の連絡先を参考にしてください。病院へは自分で行くかまたは救急車(電話番号112)を呼びます。救急車はその分野を扱っている最寄の病院へしか移送されます。また、自分で病院へ向かう場合、どの病院にもすべての科があるというわけではありませんので事前の確認が必要です。
「知っておきたい電話番号一覧表」も合わせてご覧ください。