運転事情
 チャイルドシート/Kindersitz/キンダー・ジッツ

 ドイツでは1993年から12歳または身長150cm以内の子どもの同乗にはチャイルドシート/Kindersitz/キンダージッツの使用が義務付けられています。
 12歳以上の子どもは、身長が150cm以下でもチャイルドシート使用の必要はありませんが、ですが底上げ式のシート代用イス/Sitzerhöhung/ジッツ・エアホェーウンクの使用が推奨されています。
  12歳以下であっても身長150cm以上の子どもは、チャイルドシートは使わず、通常のシートベルトを着用します。
 ここでは、チャイルドシートの規格についてまとめました。
    
(最終リサーチ2006年1月
) 
チャイルドシート/Kindersitz/キンダー・ジッツの種類


 ドイツ製のチャイルドシートは、法の定める条件に基づきECE規格で作られ、シートには認定票が付いています。
 チャイルドシートの規格は子どもの体重に合わせて5種あります。年齢や体重に合ったものを使用しましょう。
 どのチャイルドシートも、車のシートベルトで固定します。
  以下の各規格に体重および年齢が書かれていますが
、年齢はおおよその対象年齢で、クラス分けは体重で行なわれています。子どもの体重からクラスを確認してください。
 下記の画像は一例です。メーカーによってデザインはそれぞれ異なります。

Klasse 0/クラッセ・ヌル/クラス0

体重10kgまで。年齢9ヶ月くらいまで。
(規格としては存在しますが、実際に市場には出回っていないようです)

Klasse 0+/クラッセ・ヌル・プルス/クラス0+

体重13kgまで。年齢15ヶ月くらいまで。
*後ろ向きに装着するタイプのチャイルドシートは、エアバッグの付いている助手席に乗せてはいけません。ご注意ください。

Klasse I/クラッセ・アインツ/クラス1

体重9-18kgまで。年齢8ヶ月から4歳くらいまで、

Klasse II/クラッセ・ツヴァイ/クラス2

体重15kgから25kgまで。年齢3歳半から7歳くらいまで。

Klasse III/クラッセ・ドライ/クラス3

体重22kgから36kgまで。年齢6歳から12歳くらいまで。

Sitzerhöhung/ジッツ・エアホェーウンク
Klasse IIおよびKlasse IIIの代用

4歳くらいからは下記のような上げ底型シートを用いても構いません。
このシートは3点式シートベルトに装着します。
このシートをに座りシートベルトが正しい位置に来ていなければなりません。

 *12歳以下、身長150cm以下で体重が36kg以上ある子どもは、規格で作られているチャイルドシートは使えませんから、Straßenverkehrsbehörde/シュトラッセン・フェケアース・ベホェーデ/交通管理局に特別許可を申請する必要があります。
    


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