コンツェルト・ハウスは、ベルリンで一番美しいといわれている広場(ジャンダーマン・マルクト)のふたつの大聖堂に挟まれて建つ、『コンサート・ホール』という名前を付けられたコンサート・ホールです。
 

 

 1817年に焼失した国立劇場の跡に、1818年から4年の歳月を費やして建てられ、ワーグナーが自身の作品『さまよえるオランダ人』を指揮したことでも有名です。その建築はシンケルによるもので、彼の作品の中でも、傑作のひとつとしてあげられています。

 この劇場は、数年前まで『シャウシュピール・ハウス』と呼ばれていました。これは「演劇場」という意味ですから、国立劇場の跡地であったことに由来するのかもしれません。それが「演劇場」と間違えられるためか、数年前から『コンサート・ホール』と改名されました。 このコンサート・ホールはベルリン・シンフォニー・オーケストラの本拠地となっていますが、ほかに各地、また各国からの有名な音楽家たちの演奏も多く披露されています。

 

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